ゼニスシリーズとは?23年耐久をもつ無機塗料の特徴・保証をわかりやすく解説

外壁・屋根の塗り替えを検討するなかで、「ゼニスシリーズって何がそんなに良いの?」「レガロと何が違うの?」と気になっている方も多いと思います。

ゼニスシリーズは、PLジャパンが手がける塗料のなかでも最上位クラスに位置づけられる、DELUXE無機塗料です。耐用年数は20〜23年と非常に長く、特殊チタンとシロキサン結合による高い耐候性で、住まいの美観と資産価値を長く守ります。

この記事では、ゼニスシリーズがどんな塗料なのか、何が優れているのか、どんな住まいに向いているのかを、はじめての方にもわかりやすく解説します。

目次

この記事の要点

・ゼニスシリーズはPLジャパン製の「特殊チタン配合・ラジカル制御型 無機塗料」
・耐用年数は外壁で約23年・屋根で約20年と長く、PLジャパンの中でも最上位クラスのDELUXE無機塗料
・クワトロガードテクノロジーにより、紫外線・雨・風に強い塗膜を実現
・弱溶剤・水性・遮熱・屋根用など、用途に合わせたラインナップから選べる
・十文字では家健(いえけん)アフターメンテナンス付きで提供

まず結論:ゼニスシリーズの基本スペック

結論からお伝えすると、ゼニスシリーズは「長持ち」と「美観の維持」を高いレベルで両立した、無機系の高耐久塗料です。

主な基本スペックは次のとおりです。

・分類:特殊チタン配合・高機能・高耐久性 ラジカル制御型 無機塗料(DELUXE無機塗料)
・耐用年数:外壁で約23年・屋根で約20年
・安全等級:F☆☆☆☆(エフフォースター)
・タイプ:1液型水性/弱溶剤、艶調整可能、遮熱型対応
・用途:屋根・外壁

ラインナップ4種から、外壁・屋根・水性・遮熱型を選べる柔軟性が特徴です。

ゼニスシリーズの特徴は?

結論:ゼニスシリーズは、高耐候性・高低汚染性・ひび割れにくさ・防藻防カビ性・遮熱対応をバランスよく備えた無機塗料です。

外壁塗装では、塗った直後の仕上がりだけでなく、数年後にどれだけ美観を保てるか、雨筋汚れやコケが目立ちにくいかも大切です。ここでは、ゼニスシリーズの主な5つの特徴を紹介します。

ゼニスシリーズの5つの特徴

1.いつまでも美観を保つ高耐候性

ゼニスと他社の弱溶剤無機塗料(A社・B社)の光沢保持率を比較した促進耐候性試験(XWOM×8,000時間)のグラフ。ゼニスが最も高く推移している。

ゼニスシリーズは、長期間にわたって建物の美観を保ちます。促進耐候性試験(キセノンランプによるXWOM×8,000時間)でも高い光沢保持率を維持しており、他社の弱溶剤無機塗料と比較しても、優れた耐候性を発揮します。なお、塗膜は光沢保持率が30%を下回ると塗り替えのサインとされています。

2.雨筋汚れを防ぐ高低汚染性

ゼニスシリーズと他社水性フッ素樹脂塗料の汚染性能を比較した画像。ゼニスは表面に汚れがほとんど付いていないのに対し、他社塗料は雨筋状の黒い汚れが目立っている。

塗膜の表面が雨や汚れをはじき、流し落とす「高低汚染性」に優れています。これにより、外壁にできる黒い雨筋汚れを防ぎ、長くきれいな状態を保てます。

3.ひび割れしにくいしなやかな塗膜

ゼニスシリーズと他社の無機塗料を曲げ試験で比較した画像。他社の無機塗料は直径10mmの曲げでひび割れが入っているのに対し、ゼニスシリーズは直径2mmでもひび割れが起きていない。S

無機塗料は硬く割れやすいイメージがありますが、ゼニスシリーズは塗膜の柔軟性を高める技術により、ひび割れしにくい塗膜を実現しています。しなやかさがあるため、美観を長期間維持できます。

4.防藻・防カビ性(ゼニスアクア)

ゼニスアクアと他社フッ素塗料の防藻試験・防カビ試験の比較画像。他社フッ素塗料は試験体のまわりに藻やカビが発生しているのに対し、ゼニスアクアは藻もカビもほとんど発生していない。

外壁用のゼニスアクアは、防藻・防カビ性にも優れています。コケやカビの発生を抑え、北面や日当たりの悪い壁面でも美観を保ちやすくなっています。

5.遮熱タイプ(IRシリーズ)も選べる

ゼニスの遮熱タイプの効果を示すグラフ。赤外ランプ(500W)による塗装表面温度の比較で、ベージュ系の場合、通常塗料が79℃なのに対し遮熱タイプは70℃に抑えられている。日照反射率(遮熱)は64.4。

「ゼニスIR」「ゼニスルーフIR」などの遮熱タイプは、太陽光の赤外線を反射し、夏場の表面温度の上昇を抑えます。冷房効率の改善や、室内の暑さ対策にもつながります。

5つの特徴を支えるクワトロガードテクノロジー

これら5つの特徴を支えているのが、クワトロガードテクノロジーです。次の4つの技術が組み合わさることで、塗膜の劣化を多角的に防ぎます。

・高耐候性 特殊チタン
・ラジカルバリアーシステム(高密度シェル構造でラジカルを抑制)
・高性能光安定剤・紫外線吸収剤(UBキャッチャー)
・特殊架橋型ハイグレード樹脂(オルガノポリシロキサン+特殊チタン+ハイブリッド無機+4フッ素樹脂)

宮古島暴露試験とは?ゼニスの耐候性を実証する屋外試験

結論:宮古島暴露試験は、塗料を実際の屋外に設置して経年変化を確認する試験です。室内で行う試験よりも住宅環境に近い条件で耐候性を検証でき、PLジャパンの無機塗料もこの試験で耐久性が確認されています。

宮古島暴露試験と促進耐候性試験は何が違う?

促進耐候性試験のイメージ画像。キセノンランプを使用して紫外線や水、温度を人工的に再現し、塗料の耐候性を短期間で評価する試験を紹介している。

促進耐候性試験(XWOM・キセノンランプ式)

  • キセノンランプで紫外線・水・温度を人工的に再現する室内試験
  • 短期間で結果が出るため、塗料同士の比較がしやすい
  • ただし、雨風・湿度・温度差・塩害といった屋外環境のすべてを再現することはできない

【写真引用】BOKEN 耐候性試験(キセノンウェザーメーター)|各種材料の耐候性評価
https://www.boken.or.jp/find_items/industrial_material/car_material/1116/

宮古島屋外暴露試験のイメージ画像。実際の屋外環境に塗膜サンプルを設置し、紫外線や雨風、湿気、塩害による経年変化を確認する試験を紹介している。

宮古島暴露試験(屋外暴露試験)

  • 実際の屋外に塗膜サンプルを設置し、自然環境のなかで経年変化を確認する試験
  • 紫外線・雨・風・湿気・塩害など、現実の条件をそのまま受ける
  • 結果が出るまでに長期間が必要だが、実際の住宅環境に近い性能を直接示せる

宮古島暴露試験の最大の強みは、「実際の家でどう劣化するか」をより正確に反映できる点です。促進試験が「実験室でのスコア」だとすれば、屋外暴露試験は「実戦データ」と言えます。

【写真引用】一般財団法人日本ウエザリングテストセンター 試験場紹介
https://www.jwtc.or.jp/request/natural-weathering/facility.html

なぜ宮古島で試験するのか?

結論:宮古島は日本国内でも特に紫外線が強く、塗料にとって最も過酷な環境の一つだからです。

宮古島は本州と比べて約3倍の紫外線量を記録する地域です。塗料の最大の劣化要因は紫外線なので、本州よりも遥かに厳しい環境で試験することで、塗料の本当の耐候性が見えてきます。

PLジャパンのカタログでも「日本一厳しいと言われる沖縄県屋外紫外線暴露試験場」で各塗料の耐久性を確認していることが明記されており、有機塗料は10年程度で耐久性の限界を判断されることが多いのに対し、無機塗料は耐久性が大きく伸びることが実証されています。

宮古島データは本州基準の3倍分のデータが測定できる

結論:宮古島での10年間の暴露試験は、本州基準の3倍の劣化環境下であり、約30年分の耐候データに相当すると説明されています。

つまり、宮古島で10年経過しても劣化が確認されない塗料は、本州の標準的な気候であれば30年程度の使用にも耐える可能性が高い、という考え方です。

これが「無機塗料は本当に長持ちするのか」という疑問に対する、一つの科学的な回答になります。机上の予測ではなく、実物のサンプルが厳しい屋外環境で経年劣化を観察された結果としての裏付けがある、ということです。

ゼニスシリーズの耐候データ

ゼニスシリーズは、促進耐候性試験(XWOM)で高い光沢保持率を示しており、PLジャパンの宮古島暴露試験でも、無機塗料が有機塗料を大きく上回る耐久性を発揮することが裏付けられています。

ゼニスシリーズの外壁で約23年・屋根で約20年という耐用年数は、こうした試験結果の裏付けに基づいてご案内している数字です。想定やイメージではなく、実際の試験データをふまえた年数だという点が、安心して選んでいただける理由のひとつです。

「期待耐用年数」と「実証された耐候性」の違い

塗料の耐用年数には大きく2つの捉え方があります。

・期待耐用年数:メーカーの経験則や想定から導かれる予測値
・実証された耐候性:暴露試験などで実際に確認された数値

塗料を選ぶときに「カタログの数字をどこまで信頼できるか」を判断する基準として、暴露試験データの有無は大きな違いを生みます。ゼニスシリーズは、過酷な環境での試験結果に裏付けられた高耐久塗料です。

どんな建物・状況に向いている?

ゼニスシリーズは、その耐久性と美観の持続力から、さまざまな住まいに選ばれています。ここでは、特にゼニスシリーズが向いているケースを紹介します。

当社がゼニスシリーズで施工した実例は、こちらからご覧いただけます。仕上がりの雰囲気を確認したい方はぜひ参考にしてください。

▶ ゼニスシリーズの施工事例はこちら

できるだけ塗り替え回数を減らしたい方

外壁で約23年・屋根で約20年という耐用年数は、一般的なシリコン塗料(10〜13年程度)の約2倍にあたります。足場代などの付帯費用も塗り替えのたびにかかるため、長い目で見ると塗り替え回数を減らせるゼニスシリーズは、トータルコストの面でも合理的です。

美観・資産価値を長く保ちたい方

高低汚染性と高耐候性により、長期間きれいな外観を維持できます。住まいの見た目はもちろん、資産価値を保ちたい方に向いています。

夏の暑さ・光熱費が気になる方

遮熱タイプ(IR)を選べば、夏場の室温上昇を抑え、省エネにも貢献します。屋根の表面温度が上がりやすい住まいには特におすすめです。

十文字での保証と家健(いえけん)アフターメンテナンス

ゼニスシリーズの保証・家健スケジュール

当社では、ゼニスシリーズの施工に対して、メーカー保証に加えて十文字独自の工事店保証をお付けする「W保証」でお守りします。

・メーカー保証:外壁10年/屋根7年
・十文字の工事店保証:外壁10年/屋根7年
・家健(いえけん):外壁4回(3・5・7・10年目)/屋根3回(3・5・7年目)

メーカー保証は、PLジャパンが製品ごとに定めている正式な保証です。十文字の工事店保証は、このメーカー保証の年数に合わせて設定しているため、塗料・施工の両面から長期にわたって住まいを守ります。

家健(いえけん)とは、施工後の定期点検をとおして塗膜の状態を確認し、住まいを長く良い状態に保つためのアフターメンテナンスの仕組みです。塗って終わりではなく、決められた時期に点検にうかがい、その後もしっかりお付き合いさせていただきます。

「家健」とは

家健は、お引渡し後の塗料と建物の状態を定期的に確認する、十文字独自の無料アフターメンテナンス制度です。

サービスの流れ:

  1. 施工完了
  2. 無料点検(塗料や建物の状態を確認)
  3. 補修対応(不具合があれば無償補修)
  4. 長期維持(お引渡時の状態を長く保つ)

ご自宅にご訪問をして塗膜の状態をチェックします。

なぜ家健があると安心なのか

塗装業界には「施工後は連絡が取りづらくなる」という業者も少なくありません。家健は引渡し後の状態を「会社として責任持って見続ける」ための仕組みです。塗料の性能を最大限引き出すには、施工品質だけでなくその後のメンテナンスも含めた長期視点が必要です。

保証・家健の詳細はこちらから

ゼニスでもラストペイントは実現できる?

当社が掲げる「ラストペイント®もう塗らない。」とは、人生の状況に合わせて、これを最後の塗装にするという考え方です。

ゼニスシリーズは外壁で約23年・屋根で約20年と耐用年数が非常に長いため、ラストペイントの選択肢として特に有力です。たとえば、これから20年以上にわたって安心して住み続けたい方や、塗り替えの手間・費用をできるだけ将来に残したくない方にとって、ゼニスは心強い選択になります。

「次にいつ塗るか」を長く先延ばしできることは、費用面だけでなく、暮らしの安心にもつながります。お客様の暮らし方やこの先のご計画に合わせて、最適なプランをご提案します。

まとめ

ゼニスシリーズは、外壁で約23年・屋根で約20年の耐用年数を実現するPLジャパン最上位クラスの無機塗料です。クワトロガードテクノロジーとシロキサン結合による高耐候性、高低汚染性、遮熱タイプの選択肢など、長く住まいを守るための性能を高いレベルで備えています。

塗料は、価格だけでなく「何年もつか」「どんな保証・アフターがあるか」まで含めて選ぶことが大切です。当社では、お住まいの状態とお客様のご希望をふまえて、ゼニスシリーズが本当に合うかどうかも含めてご提案します。

十文字では現地調査・カラーシミュレーション・お見積もりを無料で行っています。「うちの家にはゼニスが合っているのか」「他塗料との比較を見たい」という方は、お気軽にご相談ください。

屋根・外壁のリフォームは、無料診断から!お気軽にお問い合わせください!

用語解説:シロキサン結合・無機塗料・F☆☆☆☆とは?

この記事に出てきた専門用語を、あらためて整理します。「もっと詳しく知りたい」という方はこちらもご覧ください。

シロキサン結合とは

シロキサン結合とは、ケイ素(Si)と酸素(O)が結びついた、非常に強い結合のことです。塗料が劣化する大きな原因は紫外線ですが、紫外線が持つエネルギー(約400kJ/mol)よりも、シロキサン結合のエネルギー(約444kJ/mol)の方が強いため、紫外線で結合が壊されにくく、塗膜が長持ちします。

無機塗料とは

無機塗料とは、ガラスや石といった「紫外線で劣化しにくい無機成分」を多く含んだ塗料のことです。有機成分だけの塗料に比べて、色あせや劣化が起きにくく、長期間美観を保てるのが特徴です。ゼニスシリーズは、この無機成分に特殊チタンや4フッ素樹脂を組み合わせたハイブリッド設計になっています。

F☆☆☆☆(エフフォースター)とは

F☆☆☆☆は、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す、国が定めた最高ランクの等級です。星の数が多いほど放散量が少なく、住まい全体の安心につながります。

よくある質問

ゼニスシリーズの耐用年数はどれくらいですか?

外壁で約23年・屋根で約20年です。一般的なシリコン塗料の約2倍にあたる長さで、PLジャパンの中でも最上位クラスの無機塗料です。

ゼニスとレガロは何が違いますか?

どちらもPLジャパンのシロキサン無機塗料ですが、ゼニスシリーズの方が上位グレードで、耐用年数が長く(外壁で約23年・屋根で約20年、レガロは15〜17年)なっています。より長く塗り替えを先延ばししたい方にはゼニスが向いています。

ゼニスシリーズに遮熱タイプはありますか?

あります。「ゼニスIR」「ゼニスルーフIR」が遮熱タイプで、太陽光の赤外線を反射し、夏場の表面温度の上昇を抑えます。

ゼニスシリーズは屋根にも使えますか?

使えます。屋根専用の「ゼニスルーフ/ゼニスルーフIR」があり、外壁と合わせてシリーズで仕上げることができます。

ゼニスシリーズのF☆☆☆☆とは何ですか?

ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないことを示す、国の最高ランクの安全等級です。住まい全体の安心につながります。

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