

外壁塗装の見積りを3社から取って、「一番安いところに決めよう」としていませんか。
その判断、少し待ってください。外壁塗装は一度きりの買い物ではなく、家に住み続ける限り繰り返し発生する費用です。
「1回の見積り金額」だけで比べると、結果的に高くつくことがあります。
この記事では、シリコン・フッ素・無機塗料を「30年のトータルコスト」で比較します。あわせて、安い塗料で十分な方の条件も正直にお伝えします。
この記事の要点
- ✓外壁塗装は「1回の金額」ではなく「1年あたりのコスト」で比べると本質が見える
- ✓塗り替えのたびに足場代(約20万円)が毎回かかる
- ✓30年で見ると、シリコンは3回・フッ素は2回・無機は1回の塗り替えが目安
- ✓30年の総額はシリコン約360万円、無機約170万円と、約190万円の差が出る試算に
- ✓ただし「あと何年その家に住むか」で正解は変わる
- ✓短い期間しか住まないなら、安い塗料で十分なケースもあります
まず結論:損かどうかは「あと何年住むか」で決まります
長く住み続ける家なら、耐用年数の長い塗料の方がトータルでは安くなる傾向があります。反対に、住む期間が短いなら、安い塗料が合理的な選択になることもあります。
「高い塗料の方がいい」「安い塗料はダメ」という単純な話ではありません。大切なのは、ご自身の暮らしの計画に合っているかどうかです。まずは、なぜ安い塗装が割高になることがあるのかを見ていきましょう。
なぜ「安い塗装」が割高になることがあるのか?


見落とされがちなのが「足場代」です。外壁塗装では、塗料の種類にかかわらず、工事のたびに足場を組む必要があります。当社の目安で1回あたり約20万円です。
つまり、塗り替えの回数が増えるということは、その回数だけ足場代を払い直すということです。
30年間で払う足場代だけを比べると
シリコン(3回)
約60万円
フッ素(2回)
約40万円
無機(1回)
約20万円
足場代だけで最大40万円の差になります。塗料代よりも先に、この「回数」が効いてきます。
30年で何回塗り替えることになる?
塗料には、それぞれ耐用年数の目安があります。30年という期間で見たとき、塗り替えの回数は次のように変わります。


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チタンガード
耐用年数の目安は、シリコンが約10年、フッ素が約15年、無機ハイブリッドチタンガードが約30年です。30年間住み続けるとすると、シリコンでは3回、フッ素では2回の塗装が必要になる計算になります。
無機ハイブリッドチタンガードの詳細は、こちらの記事で解説しています。



「1年あたりのコスト」で比べてみる
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。塗装費用は「総額」ではなく「1年あたりいくらか」で見ると、まったく違う姿が見えてきます。
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| 塗料 | 1回の費用 | 耐用年数 | 30年で | 30年の総額 | 1年あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| シリコン | 約120万円 | 約10年 | 3回 | 約360万円 | 約12万円 |
| フッ素 | 約135万円 | 約15年 | 2回 | 約270万円 | 約9万円 |
| 無機ハイブリッドチタンガード | 約170万円 | 約30年 | 1回 | 約170万円 | 約5.7万円 |
※30坪前後の戸建てを想定した当社の目安です。建物の状態や広さによって変わります。


正直な話:安い塗料で十分な方もいます
ここまで読むと「じゃあ無機一択なのか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。当社は、次のような方には無理に高い塗料をおすすめしていません。
こんな方は、シリコンなどの塗料で十分です
数年以内に売却・建て替えの予定がある
住まない家に長期の投資をする必要はありません。見た目を整える目的なら、費用を抑える選択が合理的です。
賃貸物件・投資物件で、回収期間が短い
収支計画に合わせて、必要な期間だけ保てる塗料を選ぶ方が理にかなっています。
今回の予算を優先したい事情がある
ご事情は人それぞれです。今できる範囲で家を守ることも、立派な選択です。
大切なのは、業者の都合ではなく、お客様の暮らしの計画に合った塗料を選ぶことです。当社では、ご事情をうかがったうえでご提案します。
長持ちする塗料が向いているのはどんな人?
反対に、次のような方には、耐用年数の長い塗料をおすすめしています。
- ●これからも長く住み続けるつもりでいる
- ●足場を組む工事を、人生で何度も繰り返したくない
- ●子どもに家を引き継ぐ予定がある
- ●高齢になってから大きな工事の判断をしたくない
- ●トータルの支出を抑えたい
特に見落とされがちなのが「年齢」です。今50代の方がシリコンで塗装すると、次の塗り替えは60代、その次は70代です。そのときに、足場を組む大きな工事を判断し、費用を用意できるかどうか。ここまで考えて選ぶ方が増えています。
あと何年住む?塗料選びの早見表
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| あと何年住む予定か | おすすめのグレード | 考え方 |
|---|---|---|
| 〜10年ほど | シリコン | 住む期間に合わせて費用を抑える |
| 10〜20年ほど | フッ素・ゼニス | 1回で住む期間をカバーできる |
| 20年以上ずっと住む | 無機ハイブリッド チタンガード |
一度の塗装で長く保てる |
ポイントは「次の塗り替えが必要になるとき、自分は何歳か」を一度考えてみることです。それが、塗料選びのいちばん確かな基準になります。
十文字の考え方|ラストペイント®もう塗らない。
私たちが掲げているのが「ラストペイント®もう塗らない。」という考え方です。何度も塗り替えるのではなく、この一度で終わらせる。それが結果として、お客様の負担を最も軽くすると考えています。
そのために、無機ハイブリッドチタンガードをはじめとした高耐久塗料をご提案しています。


無機ハイブリッドチタンガードの詳細は、こちらの記事で解説しています。



実際の施工事例もあわせてご覧ください。
この試算を見るときの注意点
- 耐用年数はあくまで目安です。立地・日当たり・海からの距離などで前後します。
- 金額は30坪前後の戸建てを想定した当社の目安です。建物の状態や広さで変わります。
- 将来の塗り替え費用は、人件費や材料費の上昇で今より高くなる可能性があります。その場合、塗り替え回数の多い塗料ほど負担は大きくなり、差はさらに開くことになります。
数字は判断の材料であって、答えそのものではありません。最終的には、ご自身の暮らしの計画と照らし合わせて決めていただくのが一番です。
まとめ
外壁塗装は「1回の見積り金額」で比べると、本当のコストが見えません。塗り替えのたびに足場代がかかるため、耐用年数の短い塗料ほど回数が増え、トータルでは高くつくことがあります。
一方で、住む期間が短いなら安い塗料が合理的な場合もあります。正解は「あと何年その家に住むか」で変わります。
当社では、無理に高い塗料をおすすめすることはありません。お客様のご事情をうかがったうえで、いま最適な選択をご提案します。まずは建物の状態を確認するところから始めてみませんか。診断・お見積りは無料です。
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