皆様お世話になっております。
株式会社十文字の市村です!
今回は台風シーズンに外壁塗装を依頼して、台風が直撃したら足場は壊れないのか、塗装は大丈夫なのか、工期や工賃はどうなるのかといったことを解説します。
ご心配のないよう施工するのが私達プロフェッショナルです!
私たちの本拠地である栃木県は、台風の上陸回数が少ない土地です。
これは、海なし県のメリットですね!
しかし、日本全体を長期的に見ると、台風の数は増加傾向です。2019年に発生した台風は、29個。接近数は15個。本土への上陸数は5個でした。いずれも平年よりも数が上回っています。
また、勢力は大型化の傾向なので、今後のことはわかりません。
では、7月から10月の台風シーズンの外壁塗装は避けるべきかというと、「そうでもない」とお答えします。
台風は予測できるので、予定を調整すれば問題ない
台風は進路や速度が多少変わることがあっても、ほとんどの場合は来ることが事前にわかりますよね。ドンピシャならもちろん工事は延期。
下地作りは雨に濡れても大丈夫なので、台風前に高圧洗浄をやっておきます。どんなにノロノロ台風でも3日も同じところに居座ることはまずないので、通過を見越して予定を組むのです。
塗装に雨は大敵なので、塗装が乾く前に雨に打たれるような無謀なスケジュールは立てません。
もし、外壁塗装の途中で(下塗りから上塗りまで、基本は3回にわけて塗装します)台風が直撃することがわかった場合は、作業を中止します。
工期がどうなるかは、台風の移動速度によるので何とも言えません。
こればかりは天候次第になってきますのでご了承ください。
ですが、工事が延期や中止になって工期が伸びたとしても、追加費用はかからないのでご安心ください♪
足場を組んでいる場合は台風対策をします
足場の組み立て方、必要な強度については基準があります。台風の強風も想定された基準なので、簡単に足場が倒壊することはありません。
足場倒壊事故のほとんどは、飛散防止や防音のために付けられたメッシュシートが原因です。
仮設工業会の足場の使用基準には、風速15m/秒以上が予測される場合には、このメッシュシートをすべて解放することと記載されています。取り外すか、片側を外してたぐり寄せて柱に固定します。
風速15m/秒以上とは、気象用語で言う「強風域」のことです。
実際には、風速15m/秒まで待ったりはしません。
風速6m/秒で傘がさしにくい状態になり、風速9m/秒で瓦が剥がれるなどの被害が出始めます。風速10m/秒以下でも、その後の予測次第で早々に対処します。
もし、台風が接近しているのに業者が何もしないなら、すぐに連絡して対処するよう促してください。
足場の倒壊で被害が出ても、責任は工事業者が負います
シートへの風圧で足場が崩れると、被害は甚大です。隣家の自動車を壊した、電線を切断した、自宅が壊れたという例があります。
通常、敷地内の建物が倒壊して被害を出した場合は建物の所有者が責任を問われますが、足場が倒壊して被害を出した場合は、工事を請け負った業者が責任を負います。
これは、民法第716条の次の条文に依拠します。
「注文者は、請負人がその仕事について第三者に加えた損害を賠償する責任を負わない。ただし、注文又は指図についてその注文者に過失があったときは、この限りでない。」
自然災害と言えど、予見できることであり、対策が不十分であり、発注主が無理な施行を依頼していたのでないのなら、発注主に責任はありません。
だから、工事業者は自然災害による被害をカバーできる建設保険に入っていることが多いです。
怖いのは、保険に入っていない個人の親方に工事を依頼していた場合。損害賠償請求を認めさせたところで、相手にお金がなければ結局回収できないことがあります。勤め人でないなら給料の差し押さえができないので、厄介です。転居して雲隠れされると裁判所の通知も出せないので、強制執行不可というケースも……。
それを避けるためにも、施行は信頼できる法人に頼むのが安心と言えます。
進路予測ができる台風は、むしろ対策しやすい
塗装に適した時期は春と秋とされていますが、春は春雨、秋も秋雨があります。
台風は足場倒壊という別のリスクが生じますが、対策は可能ですし、塗装面に影響があるのは主に雨です。
それなら、結局いつでも天候のリスクはあると言えます。
日本は雨の多い国なので、普段から塗装業者は雨天時のノウハウをたくさん持っています。台風は進路を予測できるぶん、日程調整さえすれば問題なく外壁塗装を行うことができます。
職人としては、晴れているのに突然降り始める、通り雨の方が怖いくらいです。
ですから、特に台風シーズンを避ける必要はありません。
既に塗装に痛みが出ているのなら、台風が直撃する前に塗り直しをしておくのがおすすめです。
栃木県内で屋根塗装、外壁塗装リフォームをお考えでしたら是非、ペイントライン栃木宇都宮にお任せください。弊社では無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせ下さい。
私達は、「家健文化の定着」と「ラストリフォーム~もう塗らない~」という信念を掲げ、宇都宮市の屋根・外壁塗装の常識を変えていきます。