無機塗料ってどんな塗料?魅力や弱点を解説

無機塗料とは?いつから出てきた?

無機塗料とは2006年ごろから出てきた新しい塗料で「無機物(炭素を含んでいない)」を配合しているのが特徴です。これ以前にあった有機塗料はアクリルやウレタンなどの有機物を配合しており、柔軟性の高さが特徴でしたがそのぶん紫外線に弱いという弱点がありました。無機塗料はそれら有機塗料に比べ耐候性や耐久性が高く注目を集めています。

無機塗料の魅力

無機塗料の魅力は大きく分けて4つあります。

耐候性が高い

耐候性の高さは無機塗料の最大のメリットと言えます。無機成分は紫外線による劣化をほとんどしません。そのため、アクリルの耐用年数が3~5年であるのに対し、無機は20~25年あります。

カビやコケが繁殖しにくい

カビやコケが建物に生えると、見栄えが悪くなったり根を張って建物自体を傷つけたりする恐れが出てきます。カビやコケは有機物を栄養源にして繁殖しますが、無機塗料に含まれる有機物の量は少なめです。ですから、無機塗料を塗った建物はカビやコケが生えにくくなるのです。

汚れが落ちやすい

無機塗料は水になじみやすいという「親水性」という性質を持っています。そのため汚れた外壁が雨などで濡れると、汚れと油膜の間に水が入り込み、汚れを流れ落としてくれます。

燃えにくい

無機塗料は燃えにくい無機物を利用していることから火に強いという特徴があります。もちろん無機塗料には少量の有機成分が含まれているため全く燃えないわけではないですが、有機塗料を使った建物に比べるとかなりの耐火性を持っています。

無機塗料はひび割れしない?

無機塗料に配合される無機物は非常に硬い性質を持っている分、むしろひび割れやすいという特徴があります。無機成分が上がるとその分耐久性や耐候性は高くなりますがひび割れもしやすくなります。そのため、各メーカーによって無機物の含有率は異なります。

無機物含有量60%を実現した無機ハイブリッドチタンガード

無機ハイブリッドチタンガードは30年もの耐用年数を誇っている無機塗料です。この塗料が30年物耐用年数を可能にした理由は無機の含有量の高さがあります。

それぞれの無機塗料の無機の含有量を比較すると、

『無機ハイブリッドチタンガード』…60%(耐用年数30年)

フッ素塗料『Sグレードライン/ゼニスライン』…30%(耐用年数20~23年)

無機シリコン『ゼニスシリーズ』…15%(耐用年数15~17年)

となっています。

無機の含有量を増やしすぎると塗料が硬くなりすぎ、塗装面にひび割れが発生しやすくなります。しかし、弊社は無機の含有量を増やしても割れない特殊技術を有しており、それにより無機ハイブリッドチタンガードを開発できたのです。

30年の耐久性を実証実験で証明

弊社は無機ハイブリッドチタンガードの性能を宮古島暴露試験場の実証実験で確認しました。宮古島は高温多湿、日射量、海塩粒子など自然からくる劣化因子が本州の3倍近くあります。耐候性が高いとされるラジカル制御塗料でも宮古島では3~4年程度しか持たず、光沢保持率は10%程度に落ちてしまいます。

その状況下で無機ハイブリッドチタンガードは4年経過してもチョーキング現象も起こさず高い艶を保っていました。宮古島での4年は本州だと12年経過したのと同じ程度の負担がかかります。宮古島での実験は2010年から2019年まで10年続きましたが、光沢保持率は50%を保持しており、30年の耐久性がそこで証明されました。

無機塗料でメンテナンスの心配から解き放たれよう

無機塗料はそれだけでかなりの耐用年数を持っていますが、合わせて高耐久のシーリングを行えば、20年以上は外装メンテナンスの心配をしなくても大丈夫です。

また、無機ハイブリッドチタンガードの施工は弊社の提携店舗のみが施工するため、塗料の知識や品質も最高レベルです。

アフターケアやお客様サポートにも手厚く対応する会社ですので、安心してご相談ください。

栃木県内で屋根塗装、外壁塗装リフォームをお考えでしたら是非、ペイントライン栃木宇都宮にお任せください。弊社では無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせ下さい。