無機塗料の耐用年数30年!?そもそも耐用年数ってどうやって決まるの?

塗料にはいくつかの種類がありますが、それらには必ず耐用年数があります。塗料の種類によって5年ほどから30年ほどまで様々です。今回の記事では、塗料の耐用年数のことや、塗料の種類についてご説明します。

外壁トラブルにお困りの方や、おすすめの塗料について知りたい方、是非ご覧ください。

塗料には耐用年数がある

塗料には種類によって多少の差がありますが、基本的に10~20年の耐用年数があります。いくつかの要因によって日々劣化し、いずれは外壁を守ることができなくなってしまうのです。それには主に2つの理由があります。

まず、太陽光による劣化です。私たち人間も太陽光をたくさん浴びると、紫外線の影響を受けてしまいますよね。それと同じように塗料も紫外線によって少しずつ劣化してしまいます。

日々降り注ぐ紫外線は塗料の樹脂層と呼ばれる部分を毎日少しずつ破壊しています。また、「チョーキング」という、壁を指で触るとその指が白くなってしまうことがありますが、これも紫外線によって起こされます。

直接紫外線を浴びる外壁に、人間のように日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりするわけにもいきませんから、年数を重ねるとともに塗料の耐久性と機能性が損なわれていってしまうのです。

次に考えられるのが、建物の膨張・収縮による塗膜のひび割れから水分が入ってしまうことによる劣化です。建物は天気や気温の変化で膨張したり収縮したりします。最初のうちは塗料にも伸縮性があるので家の伸縮にも耐えられるのですが、経年劣化によって塗膜部分が硬くなっているとその動きに耐えられなくなってしまいます。その結果、ひび割れを引き起こすのです。その隙間から水分が入ると、壁の膨張・収縮の動きはより大きくなり、ひびが大きくなってしまったり、塗膜が剥がれたりしてしまいます。他にも、地震といった自然災害でひびができてしまうケースもあります。

もし、外壁にひびを見つけたら早めに対処することが重要です。

塗料の種類ごとの耐用年数

ウレタン

耐用年数は8~10年です。比較的柔らかい塗料で、伸縮性に優れています。密着性があるので様々な素材に使うことができ、ひび割れの発生を抑えることもできます。艶のある仕上がりなのが特徴です。下塗りを含めた3回塗りの価格が1平方メートル当たり2100円から3100円が相場で、他の塗料と比べると費用を抑えることができます。

デメリットとして、他の塗料と比べると耐久年数は劣る点が挙げられます。また、紫外線による変色が起こりやすいとも言われています。

シリコン

耐用年数は10~15年です。シリコンも艶のある仕上がりになります。塗膜が硬いので、撥水性があったり汚れにくかったりする特徴があります。密着性に劣る点もありますが、「シーラー」や「フィラー」といったものを塗れば解決します。耐用年数と価格を総合的に見るとコストパフォーマンスが良く、最も人気が高い塗料のひとつです。下塗りを含めた3回塗りの相場価格は1平方メートル当たり2700円から4100円です。

ラジカル

耐用年数は14~16年です。ラジカルとは、塗膜の劣化の原因となる物質で、その発生を抑える塗料のことをラジカル塗料と言います。チョーキング現象が発生しにくく、耐久性にも優れています。下塗りを含めた3回塗りの相場価格が1平方メートル当たり2900円から4300円で、耐用年数を考えると最もコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。2012円に登場したばかりの塗料なので、取り扱っている業者が少ないことや施工事例があまりないことには注意しましょう。また、カラーバリエーションに濃い色がないのもデメリットです。

無機塗料

耐用年数は5~25年です。無機塗料は、原料に無機物を配合したものです。無機物自体は紫外線の影響を受けません。そのため無機物のみで塗料を作ることができれば劣化しないのですが、無機物のみで塗料を作るのは難しいのが現実です。実際はいくつかの有機物も混ぜるため永久的に耐久することはできませんが、他の塗料と比べると長い耐久性を持っています。

また、カビや苔は有機物を餌とするので、それが少ない無機塗料はカビや苔が生えにくくなります。主成分に炭素を含みませんので、他の塗料よりも燃えにくい点も大きなメリットです。下塗りを含めた3回塗りの相場価格が1平方メートル当たり3700円から5100円と、比較的高価ですが、その分長持ちするので、長期的に見ればコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

耐用年数を超えて塗り替えしないと建物に大きな被害が出る

外壁の剥がれやひび割れからは、雨水が侵入してしまう危険性があります。壁から侵入した雨水は、どんどん浸み込み、雨漏りを引き起こします。最悪の場合、その水分が建物の躯体をぼろぼろに腐食させてしまい、家の耐久性を失ってしまうことも考えられます。

また、湿った木はシロアリの大好物ですので、シロアリの発生も招いてしまいます。シロアリは柱や壁を食べるので、気が付いたときには建物の重要な柱がぼろぼろだったなんて可能性もあります。

他にも、家の腐食は地震があったときに家の倒壊を招いてしまうこともあります。小さなひび割れが大きな損害に繋がってしまうこともありますので、もしひび割れを見つけたら早急に対処することをおすすめします。

無機ハイブリッドチタンガードは30年の耐久性を持つ

一般的な無機塗料の耐久年数は5~20年です。それに対して無機ハイブリットチタンガードは驚異の30年の耐久性を持っています。

その耐久性は宮古島での試験場でも証明されています。

宮古島では、その自然環境により劣化のスピードが本州の3倍以上と言われています。この塗料は、宮古島の試験場で4年経っても艶を保持したまま、チューキングも起こさなかったという驚異的な結果を出しました。つまり本州であれば12年間経過しても、劣化が全く見られなかったということになるのです。その後宮古島で10年間経過しても、光沢保持率は50%も残っていました。

そのため、驚異的な30年間のメーカー保証がついているのです。

では、なぜこれほどまでに耐久年数が長いのでしょうか。

その秘密は無機の含有量の高さです。他社の無機塗料は15%ほどなのに対して、無機ハイブリッドチタンガードは無機含有量が60%もあります。含有量を増やすと、塗料が硬くなりひび割れしやすくなるのですが、弊社の特殊技術により、60%もの含有量を持ち得ながらも割れにくい塗料になっています。

最後に

今回の記事では、様々な塗料の特徴と、定期的なメンテナンスの重要性についてご説明しました。それぞれの塗料の特徴を知ったうえで、最も適したものを使用していくことが大切です。また、それぞれに耐用年数が必ずあります。耐用年数を超えて使用すると、外壁トラブルを起こしかねません。外壁トラブルは家自体の耐久性にも関わってきますので、もし外壁のトラブルを発見したときには、早めに対処することが重要です。

現在の外壁の状況を診断して、定期的なメンテナンスを行いましょう。

その際には無機ハイブリッドチタンガードへの塗り替えもおすすめですよ。

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